patorashのブログ

方向性はまだない

仕事の説明書読書会2回目

仕事の説明書〜あなたは今どんなゲームをしているのか〜

仕事の説明書〜あなたは今どんなゲームをしているのか〜

前回、仕事の説明書読書会を会社で始めたというエントリーを書いた。

patorash.hatenablog.com

今回で2回目。今日は2-5のイシューツリーから。前回で、問題を深掘りするロジックツリーを学びMECEに問題を切り分けてイシューの質を上げていくところだった。

イシューツリー

イシューツリーはロジックツリーから出てきた課題から解決策をMECEにして分けていく。そのときに、How?を繰り返す。

問題を分解する切り口

  • 要素分解型
  • 因数分解
  • ステップ型
  • 対象概念型

よくある分け方ながら、言われたら成る程なと思う。

論理展開の基本

前提となる事柄から結論を導き出す。演繹法は論理的に事実を導くが、帰納法は傾向からの推測なので外れることもある。 アブダクションは結果から仮説を立てるやり方。

これらのことはドラッガーの問題解決の本で学んだことがあるが、それより簡潔でよかったかと思う。

ドラッカーが教える 問題解決のセオリー

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ビジネスというゲームを紐解く

ビジネスフレームワークを用いてビジネスを分析していく。3C分析が基本。 3Cに分けて、それをロジックツリーで分解していく。

ジョブ理論

これは最近Podcastで聞いたような記憶があるキーワードだが、「お客さんは物やサービスではなく、ジョブを片付けるためにお金を払う」というもの。お客さんは、ジョブを片付けたい人で、競合はジョブを片付けるニーズを満たしているもの。 普通は競合というと同業他社だが、実はそうではないケースもある。例では、新聞の競合はスマホゲームやSNSだという。なぜならば、お客さんは「暇を潰す」というジョブを解決したかったからだ。 ニーズを多面的に捉えると、思いもよらない競合がいるかもしれない。それにしても、それだと大概の競合はスマホになる…。現代の課題は、可処分時間の奪い合いなのだ。

海外旅行の帰りの空港で和食食べたい話があったが、物凄く同意だった。海外旅行は一度しか行ったことないが、帰国後のてんやの天丼は最高だった。

3C分析を深めるツール

分析を深掘りする分析。こういう使い方だと凄くシックリくるなと感じた。特にSWOT分析はドリルダウンできて分かりやすい。

自社を深掘りする

経営資源(ヒト・モノ・カネ)の配分。 ヒトはモノとカネを生み出せるが、カネは全てを生み出せる。

ビジネスモデル

  • 手作りモデル
  • 機械工業モデル
  • 商社モデル
  • 無形サービスモデル
  • 金融モデル

読書会の雑談の時間で、システム開発は手作りモデルと無形サービスモデルのハイブリッドで、エンジニアの匠の技で課題を解決したり、コンサルティングすることもあるので、資源を投入するとしたらやはり人件費やろ、という話になった。 これは読書会ではなく自分の考察だが、AWSなどのクラウドサービス事業者は商社モデルだったが、サーバ管理に抱えていたエンジニア(手作りモデル)にサーバ管理の機械工業化をさせて商売してるんだよなーと思うと凄い発想の転換だなと思った。

4P戦略

自社の製品、サービスを分析して戦略化する話。

  • Product
  • Price
  • Place
  • Promotion

最近ではさらにPackageが追加されることも。

プロダクト3層モデル

プロダクトのコア、形態、付随機能の層に分かれていた。コアはジョブ理論でいうところのジョブを解決できるもの。形態はデザインやブランドイメージ。付随機能はアフターサービス等。

話題にあがったのが、付随機能。ジャパネットの古い掃除機引き取りますとか、スーツ販売業者の古いスーツ買い取ります等。製品のコアは他所でも扱ってるから、付随機能で差別化してるところが凄い。

4Pと4C

消費者目線での分類の4C。どんなジョブを片付けたいかに近い考え方。 各社のCMが、4Pか4Cかの目線で面白いという話が出た。スペックをアピールしたいCMは4P。便益をアピールしたいCMは4C。車のCMよく見てみると面白い。

今日はここまでだった。

「やさしさ」という技術を読んだ

「やさしさ」という技術

「やさしさ」という技術

Slackのruby-jpの本を紹介するチャネルで紹介されていて面白そうだから買ってみた。

「やさしさ」とはなんなのだろう?この本では、多面的に「やさしさ」について触れられていた。

人に伝わるのは気持ちではなく行動

ちょっと身も蓋もないところはあるが、「大切なのは気持ちではなく行動だ」と序盤のほうに書いてある。これは真実なのでうなずかざるを得ない。気持ちで思っていても行動が伴っていなければ伝わらない。

体臭のきつい同僚に注意すべきか?

すごいトピックやなと思ったが、本の中では質問をすると大体の人が傷つけないために注意しないという感じだったが、果たしてそれでいいのか?という問いだった。本人は避けられている原因がわからないままになるかもしれない。孤立し、終いには仕事を辞めてしまうかも。そして次の職場でも、また同じ問題が起こるのでは…。と書かれていた。 真のやさしさは、注意するという行動であり、そのためには勇気が必要となる。仲間のために思い切った行動にでる必要がある。 体臭ではないにしても、こういう機会はわりかしよくある。そのときに、どう振舞えるか…。自分は行動に出る派でありたい。まぁ注意するにしても、人前では避けるようにしていかんとなと思う。

やさしくするのは難しい

本のタイトルになっているだけあって、やさしさは技術なのだからポイントを捉えればやさしくすることができるのであるが、そのやさしさを阻害する要因がたくさん列挙されていた。

  • リソース不足
  • 共感力不足
  • 思慮不足
  • 「他人事」主義
  • 理想と現実の落差に無自覚であること
  • 生物としての攻撃性
  • 無力感
  • 「誰かがやるだろう」という思い込み
  • 選べない選択肢

トピックのタイトルだけでなんとなく想像がつきそうなものが多い。余裕がなかったり、他人と干渉することを面倒臭がったり、やさしくしているつもりだったり、やっても無駄と感じてしまったり、自分がやらなくてもよいと思ったり。 全能感を持ってやさしくすることはできないし、その場にあるリソース・判断力で自分の中にある倫理に則った行動でやりくりしていくしかない。しかし、リソースが枯渇しすぎると、判断力が鈍る。マイナスの要因に気付けるよう、自分を見つめなおす、考える時間が必要。

利己主義と善は相反さない

世の中は「やさしくすると得をする」という結論になっていると論理的に導けるという。やさしさは常に他人のことを考えて自分を犠牲にして・・・と捉えられる場合があるが、本当はやさしい人の大半は利己的な動機に基づいて行動している。他人のために行動して自分も得をする。ここでは、賢い利己主義者と書いてあったが、違う本でも同様なことが書いてあって「健全な自己中心主義」と呼ばれていた(たしか)。健全な自己中心主義は、「だれかの為に役に立ちたい!喜ばれたい!」という欲求に従って善いことをするやつだったと思うが、そういう気持ちに火のついた人・チームは強い。

やさしさと成功の関係

成功とは何か?

本を読んだ感じだと、成功とは判断に時間のかかることで、死後に成功することもあるし、その逆で成功と思われていたが大惨事になることもある。年収などの外的要因を成功の尺度とした場合、最初はいいが慣れてくるとだんだん幸せを感じにくくなるという(まぁわからんでもないけれど年収が高いに越したことはないと思うが…)。外的要因に幸福度を求めれば求めるほど、青天井なので不幸を感じやすくなる。やはり大事なのは内的要因なのだ。内的要因による成功の定義は自分しか行うことができない。

やさしくなると成功する

成功者になるための行動が2つに集約されていた。

  • やさしい人になること
  • ものごとを判断する際、常にやさしさを基準とすること

「上司だって褒められたい」というところを読んで、感謝はちゃんと伝えなければと思った。また、「批判をしないのは相手が成長する機会を奪うこと」というのは気を付けたいポイント。ポジティブな批判、というかフィードバック。攻撃ではなく、仲間意識・思いやりを持った助言。前半のほうにもちょろっと書いたが、個別に。人前では避ける。

自分の欠点や失敗をオープンにするというのも、他人の欠点や失敗に寛容になるための行動。

衝突が避けられないとき

アンガーマネジメント的なことも多少書いてあった。運動がいいとか。 衝突は敗者を生む。なので、なるべく避けたほうがいい。妥協点を探る等。衝突してもメリットはお互いにほとんどない。面白いプラクティスに、視点を変えるというものがあった。ある物事の反対派と擁護派に分かれて議論すると、新たな気付きが生まれ、妥協点が見つかるようになるというものだ。自分の正しさの論理にしがみつくと、相手を従わせようとしている感じになってしまい、反発を食らってしまう。相手の論理がどうなのか?を自分なりに考える機会をお互いに設けることで、妥協点が見つかりやすくなるのだろう。そこでの気付きが、自分を変えるキッカケになる。人間は変わることができるが、それはあくまで内的要因からしか難しい。 衝突が起きた場合、大事なのはその後の行動。新しい関係を築けるように全力を出すこと。もし失敗してネガティブな感情を抱くと、自分を見失ってしまう。より攻撃的になる。 「もうこんなことはしないし、したくない」と決心すること、と書いてあったが、これを誠実に伝えられるかどうかだろう。

まとめ

やさしさとは、倫理的になり、行動すること。倫理感を育てるには、自身の行動を振り返り、よくなかった点について内省する必要がある。よく言われることだが、刃を研ぐ時間は、どんなことに関しても必要なのだろう。そして、思いやりを持って、勇気をもって、行動しよう。その思いやりは、巡りめぐって、自身に返ってくる。

仕事の説明書読書会を始めた

以前に文化を育んでいきたいというエントリーを書いた。

patorash.hatenablog.com

その際に触れていた、技術系じゃない社内読書会を開催した。毎週木曜日にしたのは、Okayama.rbと被っているのだが、私の帰りが遅くなる日をあんまり増やすのは家庭の負担になるから、木曜がいいかなと思ったため。

参加者が多い

この読書会、驚いたことに参加者が12名となっている(今日は10名だったけど)。社内の、しかも開発部内のみで。元々の目的は、若手の人達に技術書以外の本に触れてほしいことと、組織について考える機会を設けたかったというのがあった。

開発部全員のチャット部屋で告知

これもまた昇進エントリーのときに書いてるような上司との面談の度に、「開発部全員のチャット部屋を作ってほしい」と言っていた。これはもう事あるごとに言っていた。昇進エントリーはこちら。

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当初は「作って何の意味があるの?」とか、「グループのチャットだけでいいのでは?」と言われてたが「そもそも交流が無さすぎる。雑談ができない関係は健全ではない。技術情報を共有したりもできるし絶対に有用だから」と口酸っぱく言ってたと記憶している。

それまでは、開発部内にあるグループ毎のチャットがあり、それは今でも健在なのだが、どうにも文化的な隔たりがあった。社内勉強会が活発なのは私がいる方のグループで、もう片方のグループの人も参加してくれる人はいたが、そういう人はそもそも社外の勉強会に参加してる人達だった。

そして共通のチャットができ、同じ部なのにあまり交流のなかった2つのグループが、雑談や勉強会の紹介や気になるニュースなどを流したりして、多少交流するようになった。今では昼飯をどこに食べに行くかを話し合うまでになった。

話が逸れたが、今回の読書会は、そういう文化に隔たりのあった方達が興味を持ってくれて、参加してくれるようになったのだ!これはすごいことだ!正直、うちのグループの人達ともう片方のグループの新入社員を巻き込めればいいな、くらいの気持ちだったので、完全に嬉しい誤算だった。

選んだ本について

仕事の説明書〜あなたは今どんなゲームをしているのか〜

仕事の説明書〜あなたは今どんなゲームをしているのか〜

選んだ本は「仕事の説明書〜あなたは今どんなゲームをしているのか〜」である。なぜこの本にしたかというと、若手の人達に仕事の捉え方・考え方を知ってほしかったから。この本は思考のフレームワークがよいサンプルと共に載っていて、とても為になる。著者の方もIT系のため、腑に落ちやすい文章だと思った。まぁ全部は読んでないのだけど、数章読んでこれにしようと決めた。

当初はClean coderとかにしようかと思ってたんだけど、そういうのよりもっと大事なのあるよなって、ずっとモヤモヤしていた。良し悪しじゃなくて、インプットしたほうがいい順番の話。

音読で輪読

弊社でやってる読書会は音読しながら輪読していく。一応、野次もOK。これが何気によい。一人で黙読すると見逃してしまったり理解できなかったことを仲間と確認できるので、新しい気付きが得られやすい。

今日読んだ分

仕事と遊びを比較して、仕事を楽しいことに近づけていくには?とか、多面的な視点を持つことの大切さ、問題解決のための考え方の途中まで読んだ。MECE(ミーシー)のことや、問題を深掘りすることの重要性を学んだ。イシューの質を上げることはなんで大事なのかを、勤続年数が多いベテランが本の内容に乗せて話すことができたから、若者にも納得感が得られたんじゃないかなと思う。コインの裏返しの話、結構よく聞くよねーとか。

初回の感想

まずまずの出だしで、よかったと思う。本の内容は人によってはやや難解な部分があったり、ピンとこないところもあったみたいだが、それを他のメンバーが補完できていた。長年やりたかった雰囲気の読書会ができて、本当に嬉しかった。とはいえ、まだ始まったばかり。この流れを継続して、よい文化に育てていきたい。

オマケ

twitterで読書会のことを呟いていたら著者の方からリプライを頂いた!

オ、オブザーバー…!!しかし、おそらく東京にある同名の会社と勘違いしているのでは疑惑が…😥

や、やっぱり…😅

うーむ、メジャーになるしかない…。

自閉症の人の綴る言葉はすごく心に突き刺さる

自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)

自閉症の僕が跳びはねる理由 (角川文庫)

我が家は長男が自閉症と診断されていて、現在は療育施設に通いながら通院も時々しつつ…という生活を送っている。長男はまだ話すことができないので、話せるようになるためのヒントがあればと思い、Amazonで色々と本を購入して勉強しようと思っているときに見つけた。自閉症の人が綴った本。タイトルが「自閉症の僕が跳びはねる理由」なんて、すごく気になった。自閉症の子の特徴として、その場でグルグル回ったり、ピョンピョンと跳びながら大声を出したりというのがあるのだけれど、うちの子も正にそれが当てはまっているから、それの理由がわかるのなら、純粋に、知りたい。そう思った。

東田さんが中学生の頃に書いた本で、訓練の末に、文字盤を使ったりパソコンのキーボードを打ったりして筆談ができるようになって、この本を書いたらしい。そして、本を読んだら(言い方が悪いのは承知の上だけれど)ちゃんとしてそうなのだが、会話でのコミュニケーションはできないし、声が出るのを抑えられないとか、どうも軽度の発達障害とかではないみたいだった。

本は、質問形式で58個あり、それに東田さんが答えていく。

想像もできない感覚

健常者からすると、全く想像もつかない感覚であることがわかった。時間の感覚が違うこと、自分の体をちゃんと認識できないこと、すぐ忘れてしまうこと、思っていることが言葉に出ないこと、逆に思っていないことが言葉に出てしまうこと…。そして、精神はちゃんと成長しているのだけれど、他人とコミュニケーションがとれなかったり、物事をうまくできなかったりするから、すごく小さな子ども扱いをされて傷ついてしまうとか…。体が全く思い通りにならないというふうに書いてあるのが健常者としては「いやいや、自分の体やん!」と不思議に思うのだけれど、心と体の意思疎通がうまくできない、という状態のようだ。

悲痛な叫び

心で思っていることと、体で行われる行動が伴わないため、誤解されることが多く、それですごく傷ついたり、辛かったりするそうだ。「手をつなぐのが嫌いですか?」という質問のところで、「いやではないけれど、他に興味があるものが目に付くと、手を振りほどいてそちらに行ってしまう。自分でもいつ手を振りほどいたのかわからない」という答えがあるのだけれど、うちの子ももしかしたらそうなのかもしれない。

突然泣き出したり、笑いだしたりするのも、時間の感覚がわからないからか、辛いことを不意に思い出したり、楽しかったことを思い出したりして、急になってしまうらしい。こういうことも、よくある。

声をかけても無視するのはなぜ?という質問にも「声をかけられていることに気付いていないから」という、全く想像もしていない答えだった。てっきり、言葉が理解できてないからなのだと思っていた。だって、あれだけ目の前で声をかけたり、ジェスチャーしたりしているのに、気付いていないなんて!でも本当にそうなんだろうなと思えた。「名前を呼んで、気付いてから話しかけてほしい」という答えに、自分も気を付けようと思った。

質問の答えでたびたび、根気よく助けてほしい、理解してほしいというメッセージが伝わってきた。親がそんなふうに思うなんてと思われるかもしれないが、本当にしんどくて、どう接すればええんや!とストレスになることが度々ある。しかし、その態度こそが彼らを傷つけてしまうことにもなるし、こっちを落胆させていると感じて、申し訳ないと凹んでしまうらしい。感受性は強いのだと思う。だからこそ、その行動への理解が大事だ。

知りたかったことばかり!

あくまで東田さんの感覚であって、うちの子の感覚ではないので、必ずしも一致しないとは思うけれど、偏食の理由とか、バイバイするときの手の平が自分のほうを向いている理由とか、ダメなことを繰り返してしまう理由とか、すごく腑に落ちた。これはこう言われないと絶対にわからないと思う。何度も書くけれど、自閉症の子の行動の理由が理解できるようになると、気持ちに受け入れ態勢ができるので、寛容になれると思う。そうでないと、本当にしんどいだろう。いい親であろうとすればするほど、うまくいかないことで「私たちの何が悪いのか?」に気持ちがフォーカスしてしまい、頭ではわかっていても、つい自分たちを責めてしまう。

理解から、寛容さと余裕が生まれる。理解できれば、根気よく手伝うのを頑張ろうという気持ちになれる。

絶対に読むべき

もし自閉症児が身近にいるのであれば、対処法とかの本よりも優先して、絶対に読んだほうがいい。私も常々、「なんとかして直せないか、よくできないか」と、よく考えてしまっていた。そういう気持ちが先走ってしまう前に、本人の感覚・感情に理解を示して、寄り添えるようにならないと、お互いに幸せになれないのじゃないか?と思う。自閉症は本人はもちろんのこと、周囲の人も含めて、直すものではなくて長く付き合っていくものだと思うので、より理解を深めていくよう努めていく。

東田さんは何冊も本を出されているので、できるだけ読んでいこうと思った。

株式会社リゾームで昇進しました

うちの会社は期首が9月で、今期で昇進した。世間では退職エントリーとか入社エントリーが多いから、自分は昇進エントリーを書く。

専門職に昇進した

私の勤める会社はキャリアとしてマネジメント職と専門職がある。今回は専門職に昇進した。専門職というキャリアパスは、私が入社した当初は存在せず、役員との面談の際などで「管理職以外のキャリアパスがないと、管理職になれなかった人たちや、プロパーの人達の目指すべきキャリアパスがない。意欲のある人は辞めていくのでは?」と言っていたら、数年前に作られた(私が言ってたからだけではないと思うけど)

専門職の職責

専門職にもランクはあるが、今回は一番下のもの。職責は、

  • エキスパートとしてのプロダクト開発
  • 技術選定の舵をとる
  • 後輩の育成
  • その他、幅広く課題解決に取り組む

みたいなところで、一般職より範囲が拡がっている。

専門職になるには?

マネジメント職は、ポジションが空いていて適任と思われる人がその職に就く。しかし専門職は期が変わる前辺りで立候補というか自己推薦する必要がある。自分が専門職としてふさわしい人材であるとアピールする必要があるわけだ。具体的には、今までの実績や資格、社内や社外での評価、専門職になったらどう組織に貢献できるか等。

上司に相談して、そのあたりのアピール方法を一緒に考えてもらったりもした。

その申請が役員会議で通れば、次期から専門職となる。通らない場合は、通らなかった理由をフィードバックしてもらえるから、また次に挑戦すればいい。

専門職への挑戦

実は、専門職が創設されてから、弊社に転職してきてすぐ専門職になっているケースや、勤続年数が長いが部下のいるポジションではなかった人が専門職になっているケースはあったのだが、実際に立候補して専門職になった人はまだいなかった。

このままだと、そういう人達向けの調整ポジションになってしまいそうと感じたので、自分が申請してみようと考えた。私が専門職になれば、後輩たちに実際に通れるキャリアパスがあると認識してもらえるし、例えなれなかったとしても、何を満たせば専門職になれるのかを、より具体的に周知できるだろうから悪いことは無さそうだなと判断した。

結果的には専門職になれたので、自分以外の人達にも転職以外にもキャリアパスあるんだよということが示されてよかったと思う。

年収上げたければ転職という風潮に抗いたい

人材流動性が上がることはよいことだと思う。しかし自分の価値をあげるのは転職だけというのはなんだか寂しい。もちろん、他所でやりたいことが見つかったとかなら、それは仕方のないことだと思う。

専門職に昇進したので、年収はあがる。転職しなくても年収はあげられる。Podcastで聞いた記憶だが、「転職できる実力を持って会社に残る選択をするのが最良」というのが、私もよいと思う。

弊社はまだまだ悪いところというか古臭いところもあるけれど、社員からのフィードバックには応えてくれるし(今回のキャリアパスの創設とか)、育児休暇取らせてくれたり、リモートワーク可能になるなど、家庭の都合に寄り添った制度に柔軟に変更していってくれている。変わろうとしてくれる。そういう会社だからこそ、貢献していきたいなと私は思う。

挑戦はこれから

まだ専門職になっただけなので、これからが挑戦!結果を出していかないと専門職からの降格はあり得るので、組織に貢献できる取り組みをどんどんやっていこうと思う。

FiNC様に会社訪問してきた

仕事で東京出張があったので、目的の打ち合わせが終わった後にどこかに会社訪問してみたいなーと思ってtwitterで募集してみたのだが、突然だったからか、反応が悪かった。しょうがないから23時にラーメンを食べに行った。

日高屋、初めて行ったと思う。美味しかった。会社の昼食用チャットで話題になったことがあったので行ってみたかったところ。

それはともかく、twitterで募集してもあかん!と思ったときに、ふと、最近勢いのあるSlackのruby-jpの存在を思い出したので、そこで募集してみたところ、応答してくださって、FiNC様に訪問できることに!ありがたい~🙏Rubyコミュニティの温かさに触れた瞬間だった。

FiNCについて

FiNCはヘルステックの企業で、最近は中村アンさんを起用したCMを打っててよくテレビで見かけるようになりました。実は自分は今年のRubyKaigiで見かけるまで知りませんでした。

finc.com

RubyKaigiの懇親会でFiNCの方と話す機会があって、業務内容が色々やっているみたいだったから、会社訪問できることになって嬉しい。

案内していただいた

突然の訪問にも関わらず快く受け入れていただいて、社内を一通り案内していただけました。ちなみに私と後輩の2人で伺いました。 会社訪問に慣れてないもので、会社の入り口の写真を撮り忘れてしまったけれど、オシャレな受付でした。オフィスとフィットネスジムが併設されていて、フィットネスジムは一般の方が来るところだそうです。

そして、執務スペースめっちゃ広い。社員数240名くらいということで、開発・マーケティング・デザインと分かれているみたいで、外国人の方も多く働かれているようでした。

その後、開発部屋に案内していただきました。開発部屋のほうはかなり静かで、集中してコーディングする空気。空いているデスクにもディスプレイアーム付きのディスプレイが既に置いてあったのが印象的でした。本棚も技術系の本がビッシリと並んでいる、かと思いきや本棚の下の段にはボードゲームがビッシリとありました。みんなでボードゲームをしたりするそうです。いいなぁ~。

フィットネスジムのほうも軽く案内していただいたのですが、その途中で棚に置いてある健康食品とかサプリメントとかの話になって、フィットネスアプリとジムだけではなくて、ECもやっていて、コラボやタイアップした商品を販売しているということが聞けました。ジムの会員さんに有効な健康食品を案内したり販売したり、トータルで健康をサポートするからということで、多角的で面白そうだなと感じました。

https://mall.finc.com/

フロアを移動

「実はフロアがもうひとつあるんです」と言われ、エレベーターでフロアを移動。こんだけ広いのにまだあるのか!と思いながら移動すると、超広いフロアが…。イベント用スペースだそうです。

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FiNC様のイベント用のスペース。めっちゃ広い!

フィットネス系のイベントや、IT系のイベント、会社の集会などをそこで行っているようです。まぁこれだけ広いと社員が240名いても入りそう。バーカウンターがあって、イベント後に飲んだりすることもできるとか。壁にはFiNCのイメージ動画がずっと流されていたのですが、ここでスマブラ大会をやったことがあるとか。めっちゃ楽しそう。

調理師が正社員!

奥のほうに部屋が2つあり、1つは広めのキッチン、もう1つは撮影用・配信用のスタジオでした。調理師を正社員として雇っていて、これから従業員のランチを作っていくために手続きや環境を整える準備を進めているということでした。すごーく羨ましい!!社員に健康的な食事を、ということで素晴らしいなと思います。

開発者募集中だそうです

案内していただいた方は入社3年目でRailsエンジニアの方だったので、お互いどういうことをやっているのか等、話しました。開発と保守のバランスの話とか。これだけ人数がいても足りないのか…と思ってしまうけれど、メルカリとかもtwitterで開発者足りないって言ってるし、どこも人材争奪戦ですね。

まとめ

勢いのある会社すごい。突然にも関わらず受け入れてくださったFiNCさんありがとうございました!

Podcastを聴くようになった

スマホを新しくしてからというもの、小さなライフ チェンジングを色々としていて、それの1つがPodcastを聴くようになったこと。仕事しながら聴いたり、家事しながら聴いたり、通勤しながら聴いたりしている。車のオーディオと接続がよくなったので、気軽にできるようになった😆

大体はエンジニアがやってるやつを流し聞きしてるんだけれど、仕事しながら聴いてるとあんまり頭には入ってこない。まぁでもラジオの代わりみたいな感じで時々「わかる!」とか「その発想はなかった」みたいな話とか出てくるので継続していこうかなと思う。

そもそもPodcastを聴かなかったのは、よいアプリを知らなかったのだけれど、スマホを機種変更したタイミングでアプリを入れ直してたらGoogle PodcastというGoogleが作ったアプリがあったので入れてみたら思いの外よかった。再生速度も細かく変えられるし。

ただ、エンジニアのPodcastを速く聴くと、エンジニア特有の語り口が、早口になってなんとなくヤバイ人感が増したので、あんまり速くするのは微妙だった😥