- 作者: 田宮直人,西山悠太朗,パブリック・ブレイン
- 出版社/メーカー: 土日出版
- 発売日: 2019/07/08
- メディア: 単行本
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前回、仕事の説明書読書会を会社で始めたというエントリーを書いた。
今回で2回目。今日は2-5のイシューツリーから。前回で、問題を深掘りするロジックツリーを学びMECEに問題を切り分けてイシューの質を上げていくところだった。
イシューツリー
イシューツリーはロジックツリーから出てきた課題から解決策をMECEにして分けていく。そのときに、How?を繰り返す。
問題を分解する切り口
- 要素分解型
- 因数分解型
- ステップ型
- 対象概念型
よくある分け方ながら、言われたら成る程なと思う。
論理展開の基本
前提となる事柄から結論を導き出す。演繹法は論理的に事実を導くが、帰納法は傾向からの推測なので外れることもある。 アブダクションは結果から仮説を立てるやり方。
これらのことはドラッガーの問題解決の本で学んだことがあるが、それより簡潔でよかったかと思う。
- 作者: 長田周三,早嶋聡史
- 出版社/メーカー: 総合法令出版
- 発売日: 2011/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ビジネスというゲームを紐解く
ビジネスフレームワークを用いてビジネスを分析していく。3C分析が基本。 3Cに分けて、それをロジックツリーで分解していく。
ジョブ理論
これは最近Podcastで聞いたような記憶があるキーワードだが、「お客さんは物やサービスではなく、ジョブを片付けるためにお金を払う」というもの。お客さんは、ジョブを片付けたい人で、競合はジョブを片付けるニーズを満たしているもの。 普通は競合というと同業他社だが、実はそうではないケースもある。例では、新聞の競合はスマホゲームやSNSだという。なぜならば、お客さんは「暇を潰す」というジョブを解決したかったからだ。 ニーズを多面的に捉えると、思いもよらない競合がいるかもしれない。それにしても、それだと大概の競合はスマホになる…。現代の課題は、可処分時間の奪い合いなのだ。
海外旅行の帰りの空港で和食食べたい話があったが、物凄く同意だった。海外旅行は一度しか行ったことないが、帰国後のてんやの天丼は最高だった。
3C分析を深めるツール
- PEST分析
- SWOT分析
- 5F分析
分析を深掘りする分析。こういう使い方だと凄くシックリくるなと感じた。特にSWOT分析はドリルダウンできて分かりやすい。
自社を深掘りする
経営資源(ヒト・モノ・カネ)の配分。 ヒトはモノとカネを生み出せるが、カネは全てを生み出せる。
ビジネスモデル
- 手作りモデル
- 機械工業モデル
- 商社モデル
- 無形サービスモデル
- 金融モデル
読書会の雑談の時間で、システム開発は手作りモデルと無形サービスモデルのハイブリッドで、エンジニアの匠の技で課題を解決したり、コンサルティングすることもあるので、資源を投入するとしたらやはり人件費やろ、という話になった。 これは読書会ではなく自分の考察だが、AWSなどのクラウドサービス事業者は商社モデルだったが、サーバ管理に抱えていたエンジニア(手作りモデル)にサーバ管理の機械工業化をさせて商売してるんだよなーと思うと凄い発想の転換だなと思った。
4P戦略
自社の製品、サービスを分析して戦略化する話。
- Product
- Price
- Place
- Promotion
最近ではさらにPackageが追加されることも。
プロダクト3層モデル
プロダクトのコア、形態、付随機能の層に分かれていた。コアはジョブ理論でいうところのジョブを解決できるもの。形態はデザインやブランドイメージ。付随機能はアフターサービス等。
話題にあがったのが、付随機能。ジャパネットの古い掃除機引き取りますとか、スーツ販売業者の古いスーツ買い取ります等。製品のコアは他所でも扱ってるから、付随機能で差別化してるところが凄い。
4Pと4C
消費者目線での分類の4C。どんなジョブを片付けたいかに近い考え方。 各社のCMが、4Pか4Cかの目線で面白いという話が出た。スペックをアピールしたいCMは4P。便益をアピールしたいCMは4C。車のCMよく見てみると面白い。
今日はここまでだった。