patorashのブログ

方向性はまだない

OSS-DB Silverの試験に合格した

育児休業中なので、育児しながら資格の勉強でもしようかと考えていたので、1月から時々PostgreSQLの資格であるOSS-DB Silverの勉強を時々していた。とはいえ、育児と在宅で仕事をやっているとなかなか時間も取れず、結構大変だったのだけれど、妻のご両親から「もうちょっと実家のほうにおって静養したら?」と言われたので妻と子供達が少しの期間実家に戻ることになったため、その期間で猛勉強して資格取ってやろう!と決めて、勉強に取り掛かった。

勉強に使ったもの

書籍

OSS教科書 OSS-DB Silver

OSS教科書 OSS-DB Silver

勉強に使った書籍は、OSS教科書 OSS-DB Silver。ずーっと前にKindleで50%オフになってたときに買っていた。そのときは、資格を取るつもりは特になく、教科書だから一通りの知識も手に入りそうだなーという気持ちで買っていたのだけれど、やっぱり試験を受けるつもりで読まないと内容がなかなか入ってこないなと思った。この本はとてもいい本だなと思うけれど、いかんせんPostgreSQLのバージョン9.0までしか対応していないので、改訂版が出てほしいところではある。

章ごとに、問題があるのと、最後に模擬試験があるので、それを3周やった。最初は4〜5割の正答率で散々なものだったが、回を重ねると理解度が増していった。

内部構造から学ぶPostgreSQL 設計・運用計画の鉄則 (Software Design plus)

内部構造から学ぶPostgreSQL 設計・運用計画の鉄則 (Software Design plus)

内部構造から学ぶPostgreSQLは、実はまだ全部は読んでないのだけれど、読んでいる途中でも学びが多かった。仕組みがわかってくるので、なんとなくの理解だったところが補強された。

アプリ

OSS-DB認定試験Silver

OSS-DB認定試験Silver

Kindleアプリなのだが、OSS-DBのサンプル問題がアプリになったもので、問題数もさることながら、本番さながらに選択していくことができるので、その点はよかった。選択問題で、選択項目の順番がランダムで変わるため、ちゃんと正解がわかっていないと答えられないようになっているのがよかった。

ただ、作りがあんまりよくなくて(文字の大きさ、行間とか)、回答の解説の読みにくさが辛かった。しかし、解説のページから、参照している問題のページへのリンクが貼ってあるので、読みにくかったらそちらに移動して読めた。あと、アプリの不具合で正解がセットされていなかったり、正解が3つあるのに問題が「2つ選べ」になっていたりしたのも、参照ページに移動すればちゃんとしていたのでなんとかなった。

170問もあるので、これも全部やったわけではないのだけれどかなり参考になった。

勉強しての感想

よくRailsエンジニアはDBのことよくわかってないとか言われるので(主にDB界隈から)、もともとそういうコンプレックスもあったので、ちゃんと資格を取れるくらいPostgreSQLについて勉強できたのはよかったと思う。特に運用面とかで、データのバックアップ・リストアのあたりの知識は、毎回ググりながらやっていたりしていたのだが、バックアップ形式の違いでどういうメリット・デメリットがあるのかを学べたのはよかった(plain形式とcustom形式の違いとか)。

開発でもUNION, EXCEPT, INTERSECTをもっと積極的に使っていけるシーンは結構あるなというのは思ったし、部分INDEXや関数INDEXを使ってもよさそうなところももっとありそうだなと思うところもあった。プログラム側でフレームワークだけを触っていたのではわからないものがデータベースにはあるし、それを勉強したほうが何倍も速度改善につながるものがあるので、データベースにもっと興味を持ってもいいんじゃないかなーと思う。

ちなみに試験の問題は50問。67点以上が合格ラインで、90点で合格できたので結構いいほうだと思う。試験の難易度は、結構難しかったので、なおさら合格してホッとした。