- 作者: 岡村拓朗
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2017/01/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本屋で表紙を見てなんか気になったので買って読んでみた。
読む目的
日々の業務や生活の改善は行われているものの、なんか漠然と進んでいる感を感じられないので、参考になるメソッドはないかなと思ったため。あと、ノートにToDoを書いてそれらを倒していくという方式をとっているのだが、振り返りがあまり行えていないかも…と思い、それにPDCAを取り入れたかった。
なぜPDCAが回らないのか?
これは以前に読んだ本にも書いてあったことだが、行動レベルまで落とし込めてないからだ。
本を読んだにもかかわらず、行動レベルに落とし込むのがまだ苦手である。結果がすぐに見えるものに関しては、動けるのだが。ということは、結果がすぐに見えるようにすれば、行動レベルにまで落とし込めるのではないか?という考えに至った。
ふと、OSS-DB Silverを取得したときのことを振り返ると、Study Plusを使って、参考書の進捗を管理していた。あれも勉強時間の見える化と、本を読むという作業の進捗管理なわけで、前に進んでいるというポジティブ思考になれたので、参考書を読み進めるのにはStudy Plusを使うのがよさそうだ。
大事なのは「フレーム」
学校の授業もフレームなのだが、型に嵌めると習慣化しやすい。逆にフレームがないと、何をしたらいいかわからなくて何もできずに過ごしてしまう、ということになりがちであるということが書かれていた。無意識で動けることはだいたいフレームの力。通勤通学などもそう。考えなくても動ける「いつも通り」にすることで省エネルギーになり、決断疲れを起こさなくて済むようになる。
そして、「PDCAノートは、PDCAを回すためのフレームである」と書かれている。確かにPDCAと思っても、とっかかりがないのでズルズルいくと思うので、フレーム化してあると、書くかーという気持ちになりやすいのではないか。
色々なPDCAノート
PDCAノートは
など、色んなパターンに落とし込んで使うことができる。
当面は毎日のPDCAノートとプロジェクトPDCAノートを使ってみようかと思う(商談は自分の場合は少ないので)
PDCAは速く回せ
「振り返りの回数が多ければ多いほど、間違ったゴールに着く可能性は低くなる」という趣旨のことが書いてあった。そして、「軌道修正のコストも少なくて済む」とも。手戻りが少なくて済むというのは、やる気を持続するためにもよさそうに思える。どこかでコストが閾値を超えると、途端に面倒臭くなって、やりたくなくなることって多い。
毎日のPDCAノートっていっても、別に改善案が出ない日もあるだろうけれど、ログとして残しておくことで、後日役に立つこともある。
気づき
タイトル通りなのだけれど、PDCAは試行錯誤のフレームワークであるという認識が浅かった。もっとカジュアルに「計画して実行して振り返って改善!」でいいのだけれど、計画をちゃんとしないとと思い過ぎていたのかもしれない。
あと、読んでいる途中で「これってアジャイルだよな」と思った。1日というイテレーションを回して振り返って改善するわけで、アジャイルはPDCAなんやなという当たり前のことに気づいた。
本には、PDCAノートを続けるためのメソッドや、GTDとの組み合わせなども紹介されていたり、人生のビジョンの考え方についても言及されており、子供との接し方や仕事のやり方などのほうは特に「わかる〜」という気持ちになった。
とりあえずToDoを書いていくのは、PDCAノートに変えてみることにする。