第10回の感想です。前回の感想はこちら。
会社のブログのレポートはこちら。
最後なのでみんな参加できるようにしようということで日程調整してから行ったので少しずれ込みました。というても5月前半だったので、私がブログ書くのが遅かっただけですね、はい。色々バタバタしてまして。もう次の読書会が始まってますし(汗)
10章 オブジェクト指向設計の学び方と教え方
- オブジェクト指向の説明は意味不明というところ…。まぁそこまで意味不明とは思っていなかったんだけれど、ドメインオブジェクトを設計していくという考え方にはあまりなっていなかった…というか値オブジェクトを作っていくというところがあんまりなかった。受託開発の場合、リファクタリングをする機会などほぼ与えられないため、嬉しさはよくわかっていなかった。
- オブジェクト思考の学び方、リファクタリグ。こっちのほうがいいと思う。
- 極端なコーディング規則を作ると、1人ならいいのかもしれないけれど、チームでやるとイライラしそう。
- 本の紹介があった。リファクタリング Rubyエディションは会社に置いてあるはず…。ただ、情報が古いので現在だと微妙かも。過去に有志で読書会やったけれど(当時の参加者は自分以外は転職してるが)、なんでやねんってよく言ってた。しかし今見返すと「なるほど」となるかもしれない…。
- オブジェクト指向の考え方を理解する。のところ。この本に書かれていることで十分な気もするんだけれど。エヴァンスのドメイン駆動設計はよく紹介されている。Kindleに積読してある…。書かれたのが2000年代初頭なので、それを念頭において読まなければならないと、texta.fmでt-wadaさんが言ってた。本に書いてある通りの実装方法が現代においては冗長だったりするらしい。難しい本なので、この本こそ、読書会で取り組んだほうがいいかもしれないと思った。
私はPodcastはGoogle podcastで聴いてるので、リンク貼っておきます。
雑感
エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計は他の先輩社員にもオススメされていたという話が他チームの参加者からあった。まだちゃんと読んだことないので、いつか読んでみたいとは思っている。これも読書会とかでやらないと多分読み切れない気がする…。 どうやってオブジェクト指向を学ぶか?というテーマでは、「やっぱりリファクタリングしながらうまく構造化できたりして身についていくもんじゃないですかねー?」という感じだった。 とあるメンバーが、「実際に動いている業務コードがあるのだから、それを触れていくのが一番手っ取り早い。なので整地日(リファクタリングデー)を活用してやっていけたらいいと思うんですけど、整地日にみんなが取り組むのがドキュメントの整備とかが多くて、コードの整地がほとんど進んでない」と話してたと思う。まぁドキュメントの整備も重要なので、いいとは思うんだけれど、ずっとドキュメントの整備をしてたら進まないというか、ドキュメントの整備は整地日じゃなくて普通の業務の日に取り組むべきじゃないか?と思った。まぁそれはそう伝えたような…(ちょっと前なので記憶が曖昧)
この本を読んでる最中にリファクタリングしましたか?という質問には、あまりいい返事がなかったので、やや悲しい。私は得られたことがかなりあって、ガシガシとリファクタリングしていってたので、みんなも取り組んでるかなと思ってたので、返答が意外だった。しかし、後日、同じチームの後輩氏と一緒に取り組んだリファクタリングデーでは、後輩氏のコードはちゃんと本の内容を意識したコードになってるなと思った。あとやっぱりコードレビューのときの指摘の説明が簡単で済むのが助かる。開発もまた、ドメイン知識の共有なのだと思う。
読んですぐ手を動かす瞬発力を身につけさせるにはどうしたらいいのだろうか?
読書会全体を通して
今回から、事前に読んできてもらって、感想や疑問・他の人の感想に対する疑問・アドバイス、そこから派生して業務の雑談(自然とテーマは本の内容に近くなる)などを1時間~1時間半くらいでやってました。そして、テックブログも始まったので、せっかくだからこういうことやってるよとテックブログで発信していこうと話して、交代しながらアウトプットもしました。
なんとなく感じているモヤモヤを相談する場にもなっていたので、やった甲斐はあったかなと思います。解釈の違いに気づけたりもしました。それはやっぱり1人で読んでいるとわからない点ですね。
twitterでは、テックブログの記事について、著者の @masuda220 さんにRTしていただいたりしたので、そのときはアクセスが増えてました👍ありがとうございます。
オブジェクト指向言語でどう開発していけばいいかを網羅した素晴らしい書籍だと思います。新人教育など、ある程度経ってから、また読書会を開いていけたらいいなと思いました。