とりあえず、前回の記事からほぼ1ヶ月くらい経過しました。前回の記事では、昇進して課長になったよという話を書きました。
この1ヶ月で取り組んだことをざっと書いていこうかなと思います。
- 独自にOKRの導入
- スプリントのふりかえりのフォーマットを変更した
- 1on1の資料のフォーマットを変更した
- 朝会・夕会のフォーマットを変更した
- Yammerで日報を開始した
- 開発チームのメンバーに求めるものを定義した
- 曜日毎に取り組む作業を変更するルールを定義した
- レビューはモブレビューするようにルールを定義した
- PRのマージはPRを行った人が行うようルールを定義した
- コードのメソッドにドキュメントを書くようルールを定義した
- gitのコミットにプレフィックスをつけるようルールを定義した
- 読書会の主催を前チームの後輩氏に引き継いだ
- クリーンアーキテクチャ読書会をチームの一部のメンバーで始めた
- 個人の目標の確認をしやすいようにMS Listsで公開した
- AWSの勉強に取り組みやすいように情報を整理し、MS Listsで公開した。進捗も確認できるようにした
- New Relicの勉強会に参加。その後、遅い処理の見つけ方、RedMineへの報告の仕方を指示した
- 某システムの設計の開始。設計に入る前に改めて全体像の把握や疑問点の洗い出しなどを行った
- 自分のPCに現行システムの開発環境のセットアップを行った
- 管理職になったので、管理職会議や週次報告、お金に関わるところの確認・承認などなど
- 前チームで作っていた製品のコードレビューや、相談にのったり等。
うーん、結構やった感あるな…。
この中から、今回はコミュニケーションに関わるところの変更について書いていこうと思います。
フォーマット変更系
スプリントのふりかえり
最初はとりあえず見てみようかなと思って、観察していたのですが、もともとのスプリントのふりかえりのフォーマットが
- 良かったこと
- 悪かったこと
になっていました。悪かったことはなんか言い出しにくそうだし、良かったことは「別にないなぁ…」となりがち。
そこで、以下の記事を参考にして変更しました。
- 聞いてほしいこと
- お礼したいこと
- 自慢したいこと
- 続けたいこと
- 変えたい・なんとかしたいこと
順番はこのようにしています。これは、気分一致効果を狙ったもので、ポジティブな気持ちになってから、変えたい・なんとかしたいことに向き合ってほしいからです。
また、ふりかえりのレジュメは数日前から公開しておき、事前に記入してもらうようにしました。当日に聞くと、よく喋る人しか言わないので、じっくり考えたい人もいるのでそうしています。このフォーマットに変えてからまだ2回しか行えていませんが、以前に比べたらお礼や自慢したいことでコミュニケーションが取れたり、問題提起に関しても多く出てくるようになったかと思います。
また、今回のスプリントどうだった?というよりは、OKRの達成度に変化あったか?という視点でふりかえりを行い、次のスプリントゴールを定義するときに、OKRの達成度を上げるための取り組みを意識するようにできたかなと思います。
1on1の資料のフォーマットを変更した
こちらも、部門目標・個人目標を意識したフォーマットに変えました。といっても、ほとんど、とある本の丸パクリです。
- 前回のスプリントでよかったことを3つ以上あげる
- 次のスプリントで、こうできたら最高だなと思うことを3つ以上あげる
- 前回のスプリントでの反省点を3つあげる
- ネクストアクションと、そのネクストアクションの始めの一歩を考える
「重要だけれど緊急ではないこと」が個人目標に設定されていることが殆どなので、それを意識して取り組んでもらえるようにしました。私はこの本の中に出てきた「仮決め・仮行動」という考え方がすごく気に入りまして、「とりあえずこう仮決めしといて、とりあえず取り組んでみようや」というノリのおかげで重要だけれど緊急ではないことにサクッと取り組めるんじゃないかなと考えたので、丸パクリしているところです。もちろん、このフォーマットも仮決めです!しっくりこなければやめます。
あとさっき書いた気分一致効果もこの本で紹介されていたものになります。まず悪かったことから…とならないように振り返ることの大事さが書かれていてよかったです。
ネクストアクションを書いてもらい、さらにそのネクストアクションを行うための始めの一歩を書くようにしてもらってます。始めの一歩が次の行動を自然と起こすキッカケになるので、これもこの本を参考にしました。
朝会・夕会のフォーマットを変更した
朝会・夕会はデイリースクラムなので、目的は何をやってたかの報告ではなく、「スプリントゴールへの道を阻害するものを早く検出すること」なので、そういう視点で書いてもらうようにお願いしています。お願いしていますが、今の所そこまで出てきてません…。まぁ時々出てきているので、問題はないかなと思いつつ…。
Yammerで日報の運用を開始した
日報は、前も行われていたのですが、夕会の作業報告用であり、Teamsで行われていました。 しかし、これではその日の夕会でしか使えないので勿体ないと感じていました。
そこで、Yammerに日報コミュニティを作り、そこに個人を示すハッシュタグ付きで投稿してもらうようにしました(ちなみにTeamsはハッシュタグ使えません!)ハッシュタグ #名字日報 をつけることでハッシュタグをクリックしたらその人の日報だけに絞り込まれるようにしてあります。
これで、私は週次報告する際に個人ごとの活動を確認するのに便利だし、各メンバーは1on1等で、このスプリントで取り組んできたことをふりかえるのに便利、というわけです。
そして、フォーマットをYWTを改良したYWTKにしています。
- Y: やったこと
- W: わかったこと
- T: 次にやること
- K: 気になること
気になることは、なにかしら新しい情報や、面白そうな話題等について自由に書いてもらってます。障害があったときには、Aは対応したが、Bのほうは大丈夫だろうか?とかも。
朝会が始まる前に、Teamsで「前日の日報を確認してリアクションお願いします」と自動で流すようにしています。気になること・わかったことを共有してもらえるので、他の人の参考にもなったり、やったことの中で躓いた点などがあれば他のメンバーから「こうしたらいいんじゃないか?」とコメントがついたり、いいねなどのリアクションが付いたりしますし、実際の朝会の際に日報で書いていた件を話題に上げたり等、以前より確実にコミュニケーションが活発になったと思います👍
まとめ
という感じで、コミュニケーション設計でやりたかったことは1ヶ月でザーッとやることができたかなと思ってます。一気に色々と変えたので、大丈夫かな?と心配なところはあったのですが、「意図が伝わったしどれも大事だなと思ったので特に嫌だなと思ったりとかはない」、「どこに書けばいいかわからなかったのでまぁいいやと思って何もしてなかったことがあったが、ここに書けばいいのか、と書くところができたのはよかった」などのポジティブフィードバックを貰えたので、今の所よかったかなと思います。
運用を続けて、メンバーの成長と会社への貢献がガッチリ組み合わさっていけたらいいなぁと思います。
オマケ
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