patorashのブログ

方向性はまだない

OSS-DB Gold Ver.2.0不合格体験記

OSS-DB Gold Ver.2.0を受けてきたのですが、落ちました😭完全に準備不足でしたが、まぁまぁ問題集が解けるようになってきていたので、運が良ければ合格するんじゃないかな?と思っていたのですが、蓋を開けてみると56点という超微妙なレベルで(ちなみに合格ラインは70点)、あと5問は正解しないと合格しませんでした…。

なんで落ちたのかとか、そのあたりを考察しておいて、これから受験する人へのヒントや再受験するであろう自分自身の今後の試験勉強にも活かそうと思います。

OSS-DB Goldについて

OSS-DB Goldは、PostgreSQLの運用・設計・パフォーマンスチューニング・障害対応などに対して深い知識があるかどうかを問われる試験です。普通の開発者であれば、OSS-DB Silverを取得していれば十分かと思います。GoldはDBA(データベース管理者)の領域を問われる試験なので、実際に運用している等の経験がないと難しいです(落ちた私が言うのもなんですが…)

使用教材

主に使ったのは、OSS-DB Gold認定教材と、内部構造本と、Webのサンプル問題でした。あとはVMにインストールしたPostgreSQLで実際に設定したりSQLを実行したりして試したりなど…。

内部構造本はめちゃくちゃ勉強になるので4周くらい流し読みはしていました。まぁまぁ分かった気になっていただけに、落ちたのはショック…😥この本は最高なので私が悪いのです。

LPI-Japan OSS-DB Gold 認定教材 PostgreSQL 高度技術者育成テキスト

LPI-Japan OSS-DB Gold 認定教材 PostgreSQL 高度技術者育成テキスト

  • 作者:河原 翔
  • 発売日: 2014/10/27
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)

逆に微妙なのが、OSS-DB Gold認定教材のほうで、これはまぁVer.1.0対応の本なので仕方がないのです…。因みに買ったのはVer.2.0が出る前で、Goldを受けようかなと本腰を入れようとしたらVer.2.0がアナウンスされてしまい(2019年4月頃だったはず)、今更1.0を受けてもあかんな…と思い、受験を断念してました。それでまぁいつか2.0の本が出るだろうと思っていたら、全然出ないのでとりあえず受けてみたという感じです。 この本は受験対策の講座のパワポ資料とその解説っぽい感じで、勉強にはなるのですが、同じことがページの上下で書いてあったりしてやや冗長…。しかし、問題集が付いているので、その点は評価できます!でも問題のバリエーションがやはりVer.1.0の頃のものなので少ないかなと思います。

早くVer.2.0対応版を出してください!😣

oss-db.jp

Webのサンプル問題は2周くらいやって、正答率7割くらいにまではなってたので、正答率7割で解説読んで勉強したから次は8割くらい取れるだろうからイケるに違いないという謎理論で受験に臨みました。

勉強期間

勉強期間は1か月半ですが、家だと全然集中して勉強できなかったりして(子供が寝ない…)、会社で勉強したり、試験前は妻が協力してくれて外出した先で勉強したり等していました。合計時間はわかりません…。

実際に受験してどうだったか

認定教材・内部構造本・Web問題でも見たことのないような問題が結構出てきて、全然わからないものがまぁまぁ出ました。とはいえ、25問くらいは見たことあるようなものばかりだったかと思います。

私が苦手なのが、答えを複数選ぶ問題なのですが、1つはわかるんだけれど、あと1つが2択まで絞り込めるんだけどわからない…というやつ。結局こういうのをいくつも落としてたんだろうなぁ…。

なぜ落ちたか?

正直なところ、問題集に頼り過ぎました(Web問題も含む)。問題集の内容を押さえていれば合格できるんじゃないかなと思い、問題集を中心にして勉強していました。まぁ本格的に勉強する時間があまりとれなかったからという言い訳をしておきます…。

どう勉強すればいいと思ったか?

今思い返すと、試験の出題範囲になっているキーワード類を元にPostgreSQLの公式ドキュメントを熟読するべきだったと思います。

oss-db.jp

全然見たことないキーワードの問題めっちゃ出た…と思っていたのですが、試験概要にはキーワード、ちゃんと書いてあるんですよ。そのあたりを放置して内部構造本でなんとなく全体的に押さえれば、なんとかなるんちゃうかなと高を括っていた面がありました。実際にどんな問題が出たかは書けないのですけど、これから受ける人はこの試験概要に書いてあるキーワードを、一通りちゃんと調べておいたほうがいいです。かなり多いけど!

落ちたけれど勉強してよかったこと

パフォーマンスチューニングや、実行計画の読み解き方等は結構わかるようになったかと思います。まぁ内部構造本を見ながらになるとは思いますけど…。しかし、実行計画の結合の仕方の種類について等はちゃんと勉強することができてよかったなと思います。どの結合が速いか、ソートのためにインデックスを貼るべきか等も、理由がわかるようになりました。期待した結合が選ばれてないようだったらWORKMEM増やしてみては?とか言えるようになりましたし。

再受験するか?

先ほど書いたように、試験範囲に含まれるキーワードを全部調べ直してから、再受験しようと思ってます。ただ、10月にDBスペシャリストを受ける予定なので、ひとまずは頭を切り替えてそれの対策に臨みます。その試験が終わった後にでも、再挑戦しようと思います。まぁ年末くらい?