patorashのブログ

方向性はまだない

記憶に残る速読を読んだ

最近は図書館に行ってプログラミングの本を借りていたのだけれど、なかなか実践できずに本を返してしまうことが多かったので、サクッと読める本だけを借りることにしようと方向転換して、本の読み方や勉強の仕方の本を借りるようにした。

記憶に残る速読  あなたの脳力はまだ眠っている

記憶に残る速読 あなたの脳力はまだ眠っている

速読や多読が目的と化してしまい、結局記憶に残っていなかったり、行動に移していなかったりしなかったら意味がないということに気づかせてくれた。面白かったのが、本のカバーだけ入れ替えて速読の達人に本を渡したら表紙の題名に近いような話ばかりして本の内容は読めてなかった、みたいなエピソードだった。これは笑える。似非の速読なんだろう。

本を読みきることが目的になっている場合は、理解ができてなくても読み進めてしまうことがある。重要なのは、本から学ぶことであって、本を読みきることではないというのに。読書が中断すると、短期記憶を忘れてしまうことがあるから、読書を再開するときは2〜3ページ前に戻って読み直すと記憶に定着しやすくなるらしい。面倒臭がって「よくわからないけれどまぁ読み進めよう」という姿勢はよくない。何度でも戻って読み進めるほうがよさそうだ。

読書中の音読はあってもいい

本を読んでいると、本の内容が頭の中で音読される人と、そうでない人がいるという話があった。私も本を読んでいるときは音読されるのだが、この音読があるとそのスピードの影響を受けて読書スピードが上がらないという説がある。なので、どうしたら音読がなくなるのか?ということを気にしていたのだが、この本の中では、映像のように本を読むほうが、映画を見るようなものだからその速度に縛られてむしろ音読よりも遅いというふうに書いてあった。これはなんだかホッとした。音読の速度を上げていくほうが、自分にはあってそうだ。

読書速度は多読の結果で速くなってくるという説明と、自分で音読したものを録音して、徐々に再生速度を上げていくと頭の中で読む音読のスピードが上がって本を読むスピードもあがるというトレーニング法の説明があった。速聴によって理解できるメッセージ量を増やすというのは理にかなっていると思うので、効果がありそう。

本を何冊読んだかよりも、本から何を学んだかが重要であるという点はちょっと頭の中から抜け落ちていたので、そりゃあそうだよなぁ〜と考えさせられた。目的と手段が逆になってはいけない。

気づき

冊数よりも、何を学んだかと、本の内容を実践して得られる経験値にもっとフォーカスを当てて、読書を楽しんでいこう。