patorashのブログ

方向性はまだない

仕事の説明書読書会を始めた

以前に文化を育んでいきたいというエントリーを書いた。

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その際に触れていた、技術系じゃない社内読書会を開催した。毎週木曜日にしたのは、Okayama.rbと被っているのだが、私の帰りが遅くなる日をあんまり増やすのは家庭の負担になるから、木曜がいいかなと思ったため。

参加者が多い

この読書会、驚いたことに参加者が12名となっている(今日は10名だったけど)。社内の、しかも開発部内のみで。元々の目的は、若手の人達に技術書以外の本に触れてほしいことと、組織について考える機会を設けたかったというのがあった。

開発部全員のチャット部屋で告知

これもまた昇進エントリーのときに書いてるような上司との面談の度に、「開発部全員のチャット部屋を作ってほしい」と言っていた。これはもう事あるごとに言っていた。昇進エントリーはこちら。

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当初は「作って何の意味があるの?」とか、「グループのチャットだけでいいのでは?」と言われてたが「そもそも交流が無さすぎる。雑談ができない関係は健全ではない。技術情報を共有したりもできるし絶対に有用だから」と口酸っぱく言ってたと記憶している。

それまでは、開発部内にあるグループ毎のチャットがあり、それは今でも健在なのだが、どうにも文化的な隔たりがあった。社内勉強会が活発なのは私がいる方のグループで、もう片方のグループの人も参加してくれる人はいたが、そういう人はそもそも社外の勉強会に参加してる人達だった。

そして共通のチャットができ、同じ部なのにあまり交流のなかった2つのグループが、雑談や勉強会の紹介や気になるニュースなどを流したりして、多少交流するようになった。今では昼飯をどこに食べに行くかを話し合うまでになった。

話が逸れたが、今回の読書会は、そういう文化に隔たりのあった方達が興味を持ってくれて、参加してくれるようになったのだ!これはすごいことだ!正直、うちのグループの人達ともう片方のグループの新入社員を巻き込めればいいな、くらいの気持ちだったので、完全に嬉しい誤算だった。

選んだ本について

仕事の説明書〜あなたは今どんなゲームをしているのか〜

仕事の説明書〜あなたは今どんなゲームをしているのか〜

選んだ本は「仕事の説明書〜あなたは今どんなゲームをしているのか〜」である。なぜこの本にしたかというと、若手の人達に仕事の捉え方・考え方を知ってほしかったから。この本は思考のフレームワークがよいサンプルと共に載っていて、とても為になる。著者の方もIT系のため、腑に落ちやすい文章だと思った。まぁ全部は読んでないのだけど、数章読んでこれにしようと決めた。

当初はClean coderとかにしようかと思ってたんだけど、そういうのよりもっと大事なのあるよなって、ずっとモヤモヤしていた。良し悪しじゃなくて、インプットしたほうがいい順番の話。

音読で輪読

弊社でやってる読書会は音読しながら輪読していく。一応、野次もOK。これが何気によい。一人で黙読すると見逃してしまったり理解できなかったことを仲間と確認できるので、新しい気付きが得られやすい。

今日読んだ分

仕事と遊びを比較して、仕事を楽しいことに近づけていくには?とか、多面的な視点を持つことの大切さ、問題解決のための考え方の途中まで読んだ。MECE(ミーシー)のことや、問題を深掘りすることの重要性を学んだ。イシューの質を上げることはなんで大事なのかを、勤続年数が多いベテランが本の内容に乗せて話すことができたから、若者にも納得感が得られたんじゃないかなと思う。コインの裏返しの話、結構よく聞くよねーとか。

初回の感想

まずまずの出だしで、よかったと思う。本の内容は人によってはやや難解な部分があったり、ピンとこないところもあったみたいだが、それを他のメンバーが補完できていた。長年やりたかった雰囲気の読書会ができて、本当に嬉しかった。とはいえ、まだ始まったばかり。この流れを継続して、よい文化に育てていきたい。

オマケ

twitterで読書会のことを呟いていたら著者の方からリプライを頂いた!

オ、オブザーバー…!!しかし、おそらく東京にある同名の会社と勘違いしているのでは疑惑が…😥

や、やっぱり…😅

うーむ、メジャーになるしかない…。