こちらも図書館で借りてきた本。フォトリーディングを勉強にどう活かすのか、他の人はどういうふうにしているのかが知りたくて借りてみた。
- 作者: 山口佐貴子
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2013/05/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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フォトリーディングのやり方を図解入りで説明
最初はフォトリーディングのおさらいのような内容だった。
- 本を読む目的を決める
- みかん集中法を行う
- 予習を行う(目次を読むなど)
- 開始のアファメーション
- フォトリーディング
- 終わりのアファメーション
- キーワード探し(20個くらい)・質問作り
- スキタリング・ディッピング・高速リーディング
- マインドマップを作る
ここで、不安になりそうなことがQ&A形式で書かれていた。そんなに質問が出てこないとか、キーワードが抽出できないとか、逆に多すぎるとか、読書スピードが上がらないとかやり方があっているか不安とか。私も独学でやっているのでこのあたりの不安要素は結構似たようなことを思ったことがあったので参考になった。
質問を作るとか特に速読を要求しないエモーショナルリーディングの本でもそう書かれていた。著者に聞きたいことがあることで、ポジティブな気持ちでの読書になり、記憶に残りやすいのだと思うので、このあたりは重要ポイントなんだろうと思う。
本の中盤では、マインドマップの書き方についても説明があった。これも図解入りでわかりやすい。
資格取得にフォトリーディングを活用した例
後半は、フォトリーディングとマインドマップをどう資格取得に活かしたかというのを、実名入りで紹介されてた。若干宗教じみた感じでのフォトリーディングの紹介の仕方になってる感じの例もあって、うーん?と思うものもあったが、わりかし納得できる話も多かった。特に、どういうふうにフォトリーディングとマインドマップを用いたかという実例は参考になった。参考書と問題集をフォトリーディングしてから問題を解いて、解説を高速リーディングするとか、マインドマップは作るのに時間がかかるから、自分が苦手に思う分野だけに絞って作成したとか。
生真面目にやらず、自分の使いやすいようにアレンジしたらいいという言葉には、ちょっとホッとした。ルールに縛られてしまう気質なので、あの順番で作業してマインドマップも逐一作らないといかんのかなとか、考えすぎてしまうところがあったので、覚えにくいところだけ作るとかでもいいんやなぁ〜とか。
蛍光ペンを使う派?使わない派?
例では、蛍光ペンをよく活用していて、問題の肝の部分と回答の部分で色を決めておいて、対でマーカーを引くことにより、Aの場合はB、Bの場合はAという感じで紐付けが行えて、それを復習のリーディングのときに簡単に確認できるようにしたことで覚えやすくなった、という話があった。 この、「本にペンで線を引く」というやつは読書術ではよく話題になっていて、
- 線を引いたら読んだつもりになってしまうのでNG
- 線を引いたら重要ポイントをすぐ確認できるからOK
という派がある。どちらの意見もわからなくもないのだが、私は今は前者側の姿勢なのだが、資格取得の例では後者の意見だったので、何度も見返す問題集とかだったらもしかしたら有効なのかもしれないと思った。
気づき
人がどういう感じでフォトリーディングを活かしているかを知る機会はなかなかないので、実例が紹介されているのは参考になった。 その中で、「フォトリーディングはちゃんと本を読まなくてもいいということに気付かさせてくれた」と書かれていた。流し読みでもいいんだ、と。普段twitterとか適当に見ているのに、本になるとそれができなくなったりするから、もっと気軽に、楽しんで本を読んでもいいんだなぁとことに改めて気づいた。読書はリラックスして楽しもう。そろそろ資格の勉強もしたい。